盗塁ができる選手の能力を生かすも殺すも二番打者次第

すごい二番打者でチームがまわる

一塁走者がスタートしたとき、二番打者がバットにボールを当ててしまえば、どれだけスタートが良くて絶対セーフだという盗塁も、もう一度やり直しになる。

盗塁は二番打者の自己犠牲があった上でしか成り立たない。

盗塁を成功させるために、打ってはいけないときがあるわけだ。

(-_-)ウーム

深い・・・

みなさん、こんばんは。

今日も試合がなくってまったくもって張り合いがありませんね。

お察しいたします。

もう聞きたくないかもしれませんがw

まだ赤星さんの著書には、勉強になることが書かれているので、今日も懲りずにご紹介しますね!

今年の阪神は、糸原が離脱するまで1番から7番までずっと打順が固定されていましたね。

つまりずっと1番近本、2番糸原 という打順でした。

ということは、糸原の自己犠牲なくして近本の盗塁数が伸びることはなかった、ということになります。

今なら、1番近本、2番中野、ですね。

(´ヘ`;) う~ん・・・

やはり赤星さんの時に2番に関本さんがいたような、そんな1,2番コンビとは程遠い気がします。

赤星さんの著書の中にこうあります。

 私の場合も、二番打者に関本賢太郎という選手を得ていなければ、通算381個の盗塁が出来てはいなかったと思う。
 まず私と関本選手の場合は何よりもコミュニケーションを大事にした。走者として塁に出てしまえば打者と言葉を交わすことはできない。アイコンタクトでお互いの意思が通じる、以心伝心の関係を築いておかなければうまくいかない。
 二人で1,2番を組むようになってから、私が一塁走者で、打席に関本選手が入っているときの、相手バッテリーの配球をスコアラーに出してもらった。それを見て、このカウントのときは走るのか、打つのかなどを相談していった。
 長年、1,2番コンビを組んでいたので、私の気持ちを痛いほどに理解してくれていた。
 2008年のシーズン最終戦、私は盗塁王がかかっていた。試合の中盤に一個成功させて、もう一個しなければいけなかった。ゲームの終盤になって私が走者に出たときに、関本選手は、私を走らせるために空振りしてくれた。しかし、実は、この打席、関本選手もあと1本ヒットを打てばプロ生活で初めて規定打席で3割に達するという大事な打席だったのだ。自分の記録を犠牲にしてまで、人を走らせることなど、はっきりいって誰にでもできることではない。これが彼のすごさの一つだ。
 また彼は人間的に素晴らしいだけでなく、技術的にもすごいものを持っていた。
 私は一塁に出ると、基本的には1,2球目、早いカウントで走るようにしていた。今日は状況的にも走らなければというときは、関本選手にも「セキ頼む、一球待ってくれ」と頼んだ。そうなると彼は、初球や二球目に絶好球がきても手を出さない。ストライクを一つ、二つ相手の投手にみすみすとられるわけである。
 私が走って、成功して、二塁に進めたとしても彼はノーボール・ツーストライクからしか始められない。打者としてかなり不利だ。しかし彼は厭(いと)うことなくやってくれた。
 たとえゼロ・ツーに追い込まれても、気にすることなく不平をいうことなく彼は投手と勝負した。
 また一塁走者の私が走るときに、彼はアシストするために空振りしてくれるのだが、ときどきこんなことがあった。
 一塁に私がいて、ベンチからヒットエンドランのサインが出た。私はヒットエンドランが崩れても二塁でセーフになるようなスタートをしていたが、とくにその日のスタートは完璧だった。すると関本選手はヒットエンドランのサインにもかかわらず、わざと空振りをしてくれたのだ。私のスタートがあまりに良かったので、確実にセーフになると思ったからだ。
 投手と真剣に対決しながら、しかも走者のスタートをしっかり確認し、盗塁できると思いバットにわざと当てずに空振りする。
 これはかなり高等な技術だ。並の打者ではできない。
 ベンチにすれば、「ヒットエンドランで空振りしやがって、走者がアウトになっていたらどうするんだ」と思っていたと思う。しかし逆である。走者がセーフになるのが分かっていたから空振りしたのである。
 私も関本選手が誤解を受けないように、ベンチに戻ったときに「わざと空振りしてくれて助かった」ということをアピールするようにしていた。

引用元:頭で走る盗塁論/赤星憲広著

感動しません?(;O;)

関本さんって、人のよさが全身からあふれ出ていますもんね!

この2008年の関本さんのシーズン打率は.298 でした。

初めて規定打席に届いたこの年、本当に赤星さんの言うとおりだったとしたら、赤星さんの次の打者じゃなかったら3割に到達していた、かも、しれませんでした。

だけど、逆も言えるかもしれません。

赤星さんが塁に出ると、ピッチャーは走者が気になって、打者である関本さんに集中できなかった、かもしれません。

もちつもたれつの1,2番コンビ

いずれにせよ、この当時の二人はすごかった。

赤星さん、32歳

関本さん、30歳

脂がのりまくっている年齢でしたね!

これを今の1,2番に求めるのは酷でしょうし、選手のカラーが全く違います。

特に、今のように2番にいる中野の方が1番にいる近本より盗塁数が上回っている状態では、ね。

チームとしての得点力が上がっていることは間違いないので

当分は、近本1番、中野2番、マルテ3番かな。

平成の時代の1,2番超速コンビでどんどんホームを踏んでほしいものです。

そして若い今の選手を見ていると、あと8年ぐらいは楽しませてもらえるのかな、と思えます。

佐藤輝はまだ22歳ですからね!

来年からは虎のサード四番、そしてこの先10年は安泰かな!ww

げげっ!

その前に8年でFA権取得という心配があるのか!

ま、そんなに先の心配をするのはやめておきましょうか(笑)

来年の話をしても鬼が笑うというのにね。

とりあえず、明日!

明日も楽しい試合が観られますように!

雨よ降るな~~!!

これぐらいを願っておくのがよさそうです!

DAZN

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2021 フリートーク

Posted by どらみ