外野は暇なポジションなんだ
外野手出身監督の優勝確率は低い？
優勝確率でいうと、内野手出身監督が一番多くて44%。
あとは投手or捕手出身監督で35%
外野手出身監督は21%ぐらいにとどまるそうです。
それは現役の時に監督的な見方をしているかどうかが関わっており、つまりは選手時代のポジションによって監督になった時、おのおの視点が違うというところに繋がります。
とはいえ、現役時代の守備がどこだったかは仕方のないことであり、さあ監督をやる！という時にどう考えるかが大切だと岡田氏も語っています。
監督が一年目だから優勝できない？
監督が一年目だろうがやっている選手にすれば、そんな理由、関係ないですよね。
言われてみればそうです。
何年もそのチームでプレーしている選手にとっては一年目なんかじゃなく、その年が最後かもしれませんからね。
特に勝つことが至上命令の阪神においては、監督が一年目だろうが四年目だろうが関係なく、毎年優勝することを期待されますし、求められもします。
外野手は暇なポジション？
以下は元監督の岡田氏の著書に書かれていました。
金本監督は外野手やから、現役時代は打つことだけに専念していた。そりゃ当たり前のことだ。試合中に外野手が考えることなんか、打つこと以外はほとんどないからね。
わたしは入団４年目にセカンドの守備で、足が股裂きみたいになって大きなケガをした。そこから復帰するときにライトを守ったことがある。
甲子園のライトを守っていると、とっても広い。きれいな緑の芝生で、本塁なんてはるか彼方。レフトの選手もまったく別の場所にいる。寂しくなるわ。
試合中にベンチから投手コーチが出てきて、マウンドに内野手が集まる。
話すことはいろいろある。守備隊形、相手ベンチの作戦、打者の動きやタイプ、投手の攻め方、それによって守り方も変わる。
代打かもしれない。あるいは何か細かな手を打ってくるかもしれない。こっちの投手交代はどうする。つまり内野手は、試合の流れやベンチからの視点も、常に考えながらプレーをする。ところがその間、外野手は何もすることがない。
最近は、日本ハムの時に新庄剛志なんかがやり始めたのかなあ、外野手もセンターに３人集まったりしている。あれはすることがないから集まっているだけや。
外野手が考えるのは守備位置や打者の傾向、風の向きくらいのものだ。集まっても野球の話なんかしてないよ。
外野は暇なポジションなんだ。ゲームに入っていかない。ポツンと守ってて寂しいよ。ヒットを打たれても、球を内野に返したら終わり。それが外野の仕事だから。７対３くらいで、打撃の比重が重い。
「試合が終わったら、どうするの」「どっか焼き肉のうまい店はないか」なんて、そんな情報交換しているだけよ。
それは仕方のないことで、だから現役からすぐ監督になっても、なかなか野球の流れに入っていけない。引用元:「金本・阪神 猛虎復活の処方箋」岡田彰布著65ページ
え～～゛ほんまに～～！
外野は暇なん？？
岡田さんが言うんだからそうなのかも？と、この文章を読んで笑えました(^^)
まるで高校野球？
ご存知のように春・夏の高校野球というのはトーナメント制で、１試合でも負けてしまったら優勝はありません。
それとは異なり、プロ野球では143試合を戦って一番多く勝ったチームが優勝です。
したがって（勝つための）作戦は異なって当然、でしょう。
2016年「超変革」をスローガンに始動した金本阪神の１年目では、いきなり開幕戦で投手のメッセンジャーに盗塁をさせました。
うむうむ
そりゃあピッチャーに盗塁なんて「超変革」かもしれません。
確かに「今年の阪神は違うぞ」と相手に対して見せられたかもしれないけれど、逆に言えば開幕早々手の内を相手に見せたことにもなりました。
最初にすごいことをやりすぎて、引き出しの中身がなくなってしまい、結局は尻すぼみのシーズンで終わってしまいました。
１戦１勝とは言うけれど、やっぱりプロ野球は長丁場。
作戦は長いスパンで考えるべきだったと言えるのかもしれません。
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あとがき
西投手の移籍が決まって、来年の開幕投手が誰になるのかも興味がわきますね((o(*^^*)o))
実績の「メッセ」か、もってる男「藤浪」あたりが候補でしょうか？
開幕投手はやっぱり大切かもしれませんけど、今年の阪神は開幕で菅野に勝って
２戦目で田口、谷岡、澤村、上原、カミネロの投手リレーで負けましたからね。
しかも７回に逆転されて負けという、悔しいけれど、今年を象徴するような負け方でした。
少なくとも、ＧＷですでにペナントの行方が絶望視されるような戦い方だけはやめて欲しいです！
