阪神に「あと1本」が出ずに負ける理由
あと1本が出ない
そう、ひと呼んで「あと1本病」!
ランナーはスコアリングポジションまで行くんだけれど、あと1本が出ないばかりに点が入らずどれほど悔しい思いをしてきたでしょう。
「あと1本」が出て点が取れるチームの打線とは何がどう違って「阪神のあと1本」は出ないんでしょう?
興味深い記述が岡田氏の著書にありました。
あと1本が出ない。
そういう悔しい試合も何試合かあった。その点が巨人を超えることのできない阪神の死角でもある。あと1本が出るか、出ないかの境目にあるのが、ボール球を見極めるか、振るかということなのだ。カウント1-1からのボール球を振ってしまうと、本当ならば2-1となって有利に絞り込めるバッティングカウントを作れるはずが、逆に1-2となって相手に追い込まれてしまう。
打てない時は、そういうカウントの進み方が目立つようになる。つまり、相手からの攻められ方で崩される、崩されるというよりも、むしろ、自らが崩れているという感が強いのだ。
では、なぜ崩れるのか。
一番大きな原因はタイミングのズレだと私は考えている。エース級のピッチャーになればなるほど、ストレートと変化球の腕の振りが変わらない。しかも微妙にタイミングをずらしてくるので幻惑される。タイミングさえしっかりと取れていれば、ある程度の対応は可能なのだ。
(中略)
これもタイミングの話と符合するが、阪神の打者はクイック投法に対応できていない打者が目立つ。(中略)走者がいて相手投手がクイックで来る場合、体重の置き方の意識は、5対5ではなく7対3くらい右脚に置いておかねば遅れる(右打者の場合)。
この問題点は、阪神打線に共通する弱点のようにも思える。
逆に準備を早目にすると、今度は待ちきれなくなり、いずれにしろタイミングを崩される。相手がクイックモーションで投げる場面とは、走者を背負っているケースだ。つまり、そういうチャンスの場面にタイミングを取ることができないのだから、タイムリー欠乏症に苦しむのも当然の流れだ。
室内練習場などでよくマシンを打ち込む若手がいるが、それは考えものだと私は思っている。マシンを使って1、2、3、1、2、3の同じタイミングで打っていると、逆に本来のタイミングがつかめなくなるのだ。落合博満氏は、現役時代に調子が悪くなると、緩いボールをバッティングピッチャーに投げてもらって打つようにしていた。私もそうだった。スランプの兆候を感じると緩いボールを打って修正をした。大きなバックスイングを取ってトップを作ろうとすると、バッティングの"間"というか幅が広がるのだ。引用:「なぜ阪神はV字回復したのか」岡田彰布著54ページ
安打や四球でランナーが出る
↓
クイックモーションで投げられる
↓
タイミングが取れない
↓
ボール球に手を出してしまう
↓
内野ゴロで打ち取られる or 三振する
↓
結局点が入らない><
かく乱作戦でいくしかない
なるほど
通りで阪神の残塁数がいつも相手チームより多いわけです。
こうなったら、塁に出たら全員走ろう!もうそれしかありません!
投手だって人の子、ランナーにチョロチョロ動かれたら、打者に集中したくてもできなくなって、カウントが打者有利になるやもしれません!
内野手だって、ゴロが転がってきたときに慌ててエラーしてくれるかもしれません。
相手のミスをいかにして誘うか
イヒヒヒヒ
今年、阪神がぶち破るのは相手のハート!メンタルです!
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