独り歩きした「超変革」という言葉

「超変革」というスローガン

「超変革」と聞くと、「ちょっと変わる」んじゃなく「ものすごく変わる」「極端に変わる」んだとイメージしますよね?

結果的には、今まで一軍で戦ったことのない二軍の選手を使うことが「超変革」の目玉だったみたいですが

岡田氏は著書の中でこう語っています。

 去年(2016年)の7月8日だったか、藤浪晋太郎に161球、投げさせたことがあった。
 新聞には懲罰投球とか書かれていたけど。懲罰かどうかということよりも、他にやるべきことがあったと思うよ。
 懲罰が悪いとは思わない。
 例えば高校から来て1年目が3勝、次の年が5勝、そして8勝と、なかなか2ケタの壁が破れない。そういう投手に、ひと皮むけさせるとか、刺激を与えるとか、精神面も含めて大きなインパクトという意味で懲罰的に限界を超えるくらい投げさせることはある。それで何かを得られるかもしれないからだ。
 だけど藤浪は、新人から3年連続10勝以上している投手だ。
 もちろんまだまだ足りないところはあるし、その時は勝ち星がなかなか上がらない時期だった。だけど161球の前に、2ケタ勝っている投手がなぜ勝てなくなっているのか、なぜそうなったのか、そうなった過程を考えなアカンわな。
 (中略)
 3年連続最下位で、選手の平均年齢も30何歳、そういうチームなら若いのを思い切って5人くらい使う。そういうことなら「よし、いいぞ。来年か再来年には花開き、大きな実もなるだろう。楽しみだなあ」という感覚になるけどねえ。
 けれど14、15年は2位、3位で、2年前には日本シリーズにまで出たチームだ。そこまで変えなくても、新戦力が1人か2人、入ってくれば十分よ。
 4人も5人も去年までいなかったメンバーを入れても、やっぱり勝てんのよ。勝負だから、力の差が結果になる。前年から2人変わったらすごいことよ。投手は毎年、何枚いてもいいけれど、打者はそうはいかない。
 一軍で経験積ませて力をつけていくと言うけど、二軍で力がついてから一軍で使うのがセオリーと違うか。
 結局は一軍で力を試していたということにしかならない。一軍で試してアカンかったからファームに落とす。その繰り返しだったから61人も使うことになってしまったんだろうね。
 どれくらいの力かなんて、一軍で使っても簡単には分からない。本来なら一軍の負けられない試合で使う前に、使える力かどうかわかっていた方がいい。一軍で試していたらダメだ。

引用元:「金本・阪神 猛虎復活の処方箋」岡田彰布著115ページ

打撃コーチは右打者に限る

だれを使おうと一軍は勝たなければだめ。

目指すところは「優勝」だけ。

一軍で使ってから

あぁまだあいつは一軍の力がない

なんて言うのはおかしい。

岡田氏は打撃コーチは右打者に限るとも言及しています。

今オフ、ようやく阪神の一軍打撃コーチに右投げ右打ちの濱中氏が就任しましたが

今年までは片岡コーチも平野コーチも左打者でした。

 右と左では、教え方が違ってくる。
 わたしは現役のとき、左打者は楽でいいなあと思っていた。ヒットを打つのは右のほうがしんどいよ。左は一塁ベースに近いしね。
 左は三遊間にちょこんと当てて、走りながらでも打てる。右には絶対できない。右はしっかり打たんとアカン。三遊間のゴロを走りながら打つなんて、右では見たことがない。
 だから右でしっかり振るという経験をしている打者のほうが、コーチになったときに左打者にもしっかり振れという教え方ができる。わたしはそう思っている。
 よく左打者に対して、左中間に打球が行く時は調子がいいんですよとか言う人がいる。鳥谷なんかそう言われる。
 それは違うと思う。左中間に行くのは調子がいいときの打ち方ではない。
 鳥谷なんか開き気味で、最初から当てに行っている。当てて走る。これはいい打ち方ではない。
 しっかりスイングすれば、打球は右中間に行く。それが調子がいい、バットが振れているということだ。右なら右中間に行くんじゃなくて、左中間に行く時がいい打ち方だ。それが不思議なことに、左だけは反対に打球が飛ぶと、「楽に、力が入らず打っている」という言い方をする。
 左へのライナーなんか、逃げて走りながら打っているだけなのにね。あれは調子が悪いときに、ショートの頭の上へ簡単にヒットを狙いに行っているだけよ。
 (中略)
 左打ちでも左投げの、本当に左利きの選手は少ない。いまは子どものときに、左打ちのほうが有利だからといって、無理に左打ちを作っている。ちょっと足が速かったら、左打ちにする。
 鳥谷は逆で、本来は左利き。箸を持ったりするのも全部、左。だから投げるのは無理に右投げにしたんだと思う。
 左投げだと守るところが限定されるからね。変則の作られた右投げ左打ちやね。利き腕が左だから、左へ押し込むような打ち方になる。
 こういう感覚が、ずっと左で打っている打者には理解しにくい。
 だから右打者にはうまく教えられない。右打者には右も左も分かる感覚だから、左打者にも強く打てという指導ができると思う。

引用元:「金本・阪神 猛虎復活の処方箋」岡田彰布著121ページ

ぶち破れ!オレがやる!

2016年 超変革
2017年 挑む
2018年 執念

でしたかね?
ご存知のように2018年なんて執念の「し」の字もないような試合ばかりを見せられてきましたが
まぁスローガンなんて、何だっていいんです。

あえて今年の阪神タイガースを漢字一文字で表すなら

「敗」

でしょう。

来年は少なくともこの漢字が

「喜」

になるように願うばかりです。

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あとがき

岡田氏の著書は読んでいて爽快(笑)

的を得ていて爽快

つくづくこの3年間の監督が岡田さんだったらよかったのに・・・。

とタラレバを口にしたくなるのでした。

皆さんもぜひどうぞw

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2018 ロスシーズン

Posted by どらみ